ダニについて 

刺されれば猛烈にかゆく、アレルギーや喘息の原因にもなるダニ
どこにでもいるダニだけれども、被害には、あいたくありませんね

ツメダニ 刺されるとかゆ〜いツメダニ
アレルギーの原因になる
コナヒョウヒダニ
コナヒョウヒダニ

ダニみたいだけどダニじゃない

畳や周辺に小さな虫がちょこちょこ走っていることがあり
ダニと間違う方がいますが、
基本的にダニは、肉眼では見えません!
チャタテムシやタバコシバンムシの可能性が有ります。
チャタテムシ シバンムシ
チャタテムシ  タバコシバンムシ

ちなみに、畳付近で見てしまう虫はこちら

何虫かな?っと思ったら調べてみましょう
イカリ消毒のどんな害虫にお困りですか?・・・見かけた虫を調べて駆除方法も調べられます
食品産業技術総合研究機構の食品害虫・・・ 畳で見る虫は、乾燥食品に付く虫でもあります
 

畳とダニの関係

実は「ダニは畳のせい」といういうイメージを、多くの方が持ってしまっています。
春から初夏、気温が上がり始めの頃に、活発になるのはダニだけではありません
毛穴も開きがちになりますし、かぶれにつながる物質も多く放出されています。
体がかゆい、顔にぽつぽつが、湿疹が、と季節の変わり目の症状をダニ=畳が・・・
と、相談されることもありますが、最近はダニが住むことができない建材床の畳
の住宅の方が多いです。

新しいマンションさんなどの畳の中でダニが繁殖ということは、
まったく心配されることは無いです。

ですので、ダニの被害が確認された時は
・防ダニではないお布団
・綿わたの座布団や座椅子
・綿カバーのイス
・ベットマット・抱き枕
・敷きっぱなしの敷物
・ジュータン張りの床
・結露などでカビが発生している

など、お部屋全体でダニの居場所を探すことも必要です。

とはいえ、ワラの畳床が使用されている畳もまだまだ多く使用されていますし、
防虫の処置をされない畳屋さんも多くいらっしゃいますので、
この先では、農薬を使わずに畳のダニを除去・忌避するには、
ということを考えていきたいと思います。
ダニの種類や生態などは、下記の詳しいページ(リンク)を参照して下さい。

◎畳の中でダニが増えるとき

ダニが増えれば、ダニに刺される可能性はどんどん増えて行きます、
普通、ダニは温度20℃〜30℃、湿度60%以上で盛んに繁殖すると言われています、
8月のお盆を過ぎた頃、畳に限らず、布団の中でもダニは、
大繁殖している可能性があります。特に、1〜2ヶ月空室だった、とか、
旅行で家を空けてた、という場合にダニの被害は続出しています。
湿度が60%以上になることがあるお部屋は、とても危険な状態であると言えます。

◎畳の中のダニを殺す方法

ツメダニなどは、昼間は畳やジュータンの中に深く潜り、夜に表面に出てきて、
人を刺すので、なかなか昼間の掃除だけでは駆除しきれません。
畳の中のダニを、殺虫剤を使わず、人間にとって安全な方法、加熱で殺すには、
畳の中心部を、50℃で20分、47℃で40分、45℃で60分以上
加熱させなければいけません。
当店ではダニやシバンムシの駆除の場合、畳乾燥機で畳の中心部分が65℃になってから、
60分以上加熱しますので、 ダニは全て死に、シバンムシの駆除にも効果が有ります。
古くなりすぎたワラ床など、高温の加熱乾燥に適さない畳には、
薬剤を塗布したシートを畳床にかぶせてダニを殺す、
ダニシラズシートなどを使用する方法も有ります。

◎畳の中のダニに触れない方法

畳の中のダニを、死滅させても、畳内部の、ダニの死骸などは、
まだ残っている状態です、これらは、アレルギーを引き起こす、アレルゲンになり、
アレルギーの方には、触れられてはいけません。
畳の中の、ダニの死骸を出さない、また、新たに畳の中にダニを、
もぐりこませないようにするためには、畳の床を、不織布(防虫紙は×)で包み、
それから、畳表をかぶせます。
畳表をはがした図
ワラの畳床に不織布をかぶせ
畳表をかぶせます


あとは、最低3日に1回は掃除機をゆっくりかけて掃除をすれば、大丈夫です。

◎ダニが動けなくなるヒバ油

天然のヒノキチオールを含有する、ヒバ油には畳の中のダニを、
動けなくして→増やさず→全滅させる
という効果と、害虫の忌避効果があります。
アレルギーの方には、お勧めできませんが、ヒノキの香りで森林浴気分です。

◎ダニに関する情報があるサイト

住まいの衛生情報・・・ここのリンクも良いです
生活環境研究所・・・アレルギーと生活環境を考えるページです
イカリ消毒・・・害虫診断・駆除商品情報サイト