畳表たたみ おもての種類と 品質の見分け方


畳表の違い

有機質表綿W表
有機質表
有機質肥料をふんだんに使い、
元気に育った肥えたイ草で織ってあるので、
色艶が良く丈夫です。
本当に良い畳をというお客様におすすめいたします。
ポイント:い草農家さんのコメントや
       肥料の資料を確認。
綿W
熊本産綿W表
縦糸に麻糸と綿糸の2本を使い
長いい草を織った、地の厚い表です。
草の選別も良く
最高級畳表とか、特選などと表示されます
ポイント:綿Wとして短いい草でも織られたりします
      ひげの長さを確認しましょう。
麻引き表
熊本産麻引き表
縦糸に麻糸を使った、地の厚い表です。
よく使われるお部屋におすすめです。
一般的な畳店が、高級畳表と、
お勧めするのは、このランクの事が多いです。
ポイント:中国産の麻引き表も輸入されています
      産地を確認しましょう。
糸引き表
熊本産JAS2等など
縦糸に綿糸を使った表です。
厚みは少し薄めです。
ポイント:マンション・貸家から建売住宅まで
     一般的に多く使用されています、
     着色されていない畳表を選びましょう。
中国産 糸引き表
中国産糸引き表
価格が安いので大量に出回っています、
表面がもろく、傷みやすいです。
ポイント:激安価格と言って、思いっきりスカスカで
     赤草だらけのひどい表を持ってくる営業マンも
     いるようです。価格に惑わされないように。


畳表を選ぶポイント!

@ 長さを比べる(い草の長さ・ひげの長さ)

い草の長さは100〜150cm。
長ければ色も太さも均一な所を使用できます。
茎に変色や傷などが無く、太さや色がそろっているほか、
一般的には、長いものほど上級品です。

畳の草丈は、
白い根を折り返して
目の数で測ります。
長い方が高級品で
い草も均一でしっかりして
丈夫です

A 縦糸を比べる(縦糸の種類・芯の数)

畳表を織る時に使われる縦糸の素材で比較。
「綿→太綿→麻→麻+綿→麻+麻」の順で高品質です。
良い物ほど地厚で腰があり、境目がクッキリ。

B 色を見る(ツヤ・色調・変色)

泥染めに使われる染土が色を決める重要な要素。
端の方の色のバラツキや色ツヤで判断。
青くても、有害な着色料を使用している場合があります。
青い色が剥げるのは、着色しています。
無着色の表はやや白っぽい、良い表は、きれいな飴色に退色し、美しいです。

C 握ってみる(厚さ・重さ・使用本数・密度)

二つ折りにして握ってみると良く分かります。
丈夫で太い縦糸に、多くのい草をギュッと詰めて織り込むほど地厚になり、
耐久性も増します。

D 生産者を見る(い草の品種・育て方・こだわり)

い草の農家さんによっても作っている「い草」の品種や着色・無着色のこだわりは違います。
最近は農家さんもパンフレット等で情報を発信しています。

「ひのみどり草」


草が細く均一、
色の変色が穏やか。
客間や寝室に。

「在来種」


草は太めだが、
表皮が厚く
丈夫に使用できる。
居間や子ども部屋に。

「い草」の品種の違い

畳表について、もっとよく知りたい!という方は

熊本の畳表問屋さんのHPの・畳表を選ぶポイントのページと
                  ・品質と価格の ページへ、とても詳しく調べられます。